【温泉旅行記】道後温泉編【再編集版】

旅行記

ついに、やっと、ようやく道後

はじめまして、道後

大街道駅からしばらく路面電車に揺られて、道後温泉駅に着きました。念願かなってついに、道後温泉です。なんとも言えぬ感情です。これまでの温泉地についたときとの感情が全然違います。何かこみ上げてくるような、泣きそうな。

えっと、えっと、どこから何しよう。気が動転しているというか、もう心がぐっちゃぐちゃで何していいかわかりません。一旦心を落ち着かせに、正面にぱっと見えた神社に向かうことにします。

伊佐爾波神社です。正面からの写真が何故か壊れていたので隣の岩です。伊佐爾波でいさにわと読むらしいです。

「無事道後温泉に来れました、この旅がいいものになりますように」
本殿に挨拶申し上げて伊佐爾波神社をあとにします。

あーーー、ここからどないしようか。まだふわふわと言うか、ドキドキと言うか、なんとも言えない感情に浸っています。またふらふらと歩いて駅前に戻ってきました。一旦深呼吸して、ハイカラ通り(商店街)の門とか、名物のからくり時計を写真に収めます。

ハイカラ通りの門、正面が観光案内所
からくり時計

ここの観光案内所に道後泉海のグッズやら立ち絵やらいっぱい置いてあるのは分かっているのに、入っていけない…。大丈夫なんだろうけど、いろいろ思うところがあるわけでちょっとね、目的が目的だから…。
臆病な私、ここからとりあえず観光案内所には入らず道後の街を一周することにしました。

くるっと道後part1

ではハイカラ通り。

所狭しとぎゅっとお店が並んでいます。屋根もついてて天気が悪くても見て回りやすい。今日は晴れなので関係ないけど。
ハイカラ通りをくるっと行くと道後温泉本館です。ホテルとかではなく公共浴場です。道後の目玉施設と言っても差し支えないところでしょうか。ガッチリした構えです。

道後温泉本館(また白飛びさせてるよ…)

ちょうど今は保存のためだかの工事中。入口側からは鉄骨が見えたりしてますが、裏側に回ると…

なんともアートな外パネルです。工事してない本館もみたかった感があるけどこれは今しか絶対に見れない。こんな風に工事期間を彩るのはすごいアイデアだと思うし、こんなに派手でもなんだかそこにあるのが当然みたいな姿。流石です。

更に歩いて、裏のちょっと小高いところから見るとこんな感じ。うん、派手ではある。
この小高いところから降りるとその壁面にこんなものが。

愛媛、正岡子規だったり、夏目漱石だったり文学にゆかりのあるところだからこういうのやってるのかな…。こういう感じの文学的なやつがちょっと散歩しただけでも結構見つかるんですよね。

さて、とりあえずまた駅前に帰ってきました。すると、おおーーー!からくり時計が動いてます。上に横に、舞台が広がり、人形が出てきます。3分くらい、音楽とともに動いています。結構背が高くなってぐりぐり動くのはびっくりです。

次は温むすぽっと(温泉むすめ公式が出している温泉地おすすめスポット)になっていた道後温泉第四分湯場に行きました。なにやらドーーーーーっとお湯が出ているところのよう。どういうこっちゃ。

これ、建物の奥の窓を覗くと…

写真、後ろが光っちゃってすごく見えづらいけど、こんな感じでドーーーーーーっと出てました。こんな感じで4本くらい並んでます。すごい。

いざ観光案内所

ひよって行けてなかった観光案内所。行くか…。
入ると普通の観光案内所。それはそうなんだけど。でも、結構な面積が道後泉海に割かれています。Tシャツが一番欲しいものだったので聞いてみるとまだ在庫あるそう。やったー。
ここで観光案内所のおじさんが声をかけてくれました。

「立ち絵並べて写真取らなくていい?」

マジすか。外でお出迎えしていたマドンナ泉海もわざわざ入れていただいて、そうして撮らせていただいたのがこちら。

かわいいーー。語彙が。はゎゎー。泉海推し報われた…。しあわせ…。


そしてありがたいことにそのおじさん色々教えてくれました。温泉むすめで訪れた人たち(缶バッチを奉納したりした方々)のお話とか、他の店の泉海の情報とか。本館は入場制限して整理券式だからもらっといたほうがいいよーとか。朝ごはんめっちゃ早い時間ならパン屋やってるよーとか。キウイの生産が愛媛で多いみたいな話とか。
僕が道後に来るきっかけとか、なんとか、30分くらい色々話し込んでしまいました。あとここで、さっきの文学的なやつの謎が解けます。いま「DOUGO ONSENART(オンセナート)」なるものをやっているらしい。本館工事の彩りもその一環だし、あの文章もその一環。他にも色々あるみたい。更に頂いた地図に「夏井いつき」の文字が。おお、あの方の俳句もあるらしい。色々見に行かないと。
お話もして、Tシャツと缶バッチも無事購入できました。アクキーも買えばよかったかな…。ままま。


観光案内所行ってこんな嬉しくなって、楽しくなって出てくることあるんですね。道後観光案内所の方々本当に、本当にありがとうございました。
ここだけでもよき思い出だし、さらなる思い出作りの手伝いまでしていただけた…。ひよっていた自分、恥じれ。

カウンターの泉海

Walk in Dogo

ホテルへ

観光案内所から出てきて、早速教えていただいた通り本館の整理券を貰いに行きます。4時半以降は空きがあるみたい。夜の風呂は本館にしよう、と思って9時の整理券を貰いました。

なんだかんだこの時点でもう2時45分くらい。ホテルのチェックインを3時にしてあるのでそろそろ向かいますか…。

今回泊ったのがここ。

内装はtheビジホといった感じ。でもだいぶできてから新しそう。調べたらできたの2020年だと、まだ3年弱じゃんマジか。旅行支援が無くなる前に急いで取ったのでちゃんと調べてなかったんですね。
ここで旅行支援のクーポンももらったし、荷物も置けたし、オンセナート見に行くぞー。

くるっと道後part2

必要な荷物だけの身軽装備になったところでオンセナートとか、いろいろ巡っていきます。まずはさっき本館を眺めたあの小高いところ。

夜になったら奥の建物の白いところに文字が映る、この文字が月単位で入れ替わって最終的に詩が完成するらしい。これはまた夜に見に来よう。
さっきとおんなじようにここを下って、こちらは結構最近できた外湯「飛鳥乃湯泉」

床がなんかカラフルなのはこれもまたオンセナートの一貫らしいです。きれい。この飛鳥乃湯泉、建物はその名の通り飛鳥時代をイメージして作られたそうな。中はお風呂だけじゃなくて、お茶菓子もいただけるようなのもあるらしい。後で来よ。

お次はこれ。僕のやり方が悪いのか知らないけど、うまく動かなかったおみくじ生成機。こういうデザインは何かの参考にできそう。

さて次は、道後公園へ。自然豊かで整備されたきれいな公園でした。
園内の立て看板に光アートやってるよとの情報が。僕がやってるサークルのテーマとかなり似ているので参考になるかも、これも夜また来よう。道後公園、自然豊かなだけじゃなくて展望台とか、奈良時代から使ってたと言われる湯釜とかいい感じ。湯釜、奈良時代に作った割にはすごいな。オンセナートもありました。壁にも屋根にもどこにでもあるなこれ。

湯釜
オンセナート

いっぱいあるのでテンポよく、全部は見せない程度に様子はわかるように書き進めたい…、これが結構難しい。さて次!こちら。

夏井いつき先生の俳句です。こんな感じのおしゃれなポールが通りに数本立っていました。肝心の俳句の内容は…。教養がなくてわからないです。解説ほしい。

見てないオンセナートも載せてないオンセナートまだまだいっぱいあるけど歩き疲れたし、お土産とか夜ご飯とかしないと店閉まっちゃう。温泉街の夜は早いのだ。全部載せるのはただ冗長になるだけだし。というわけでさっきの商店街、ハイカラ通りでちゃんとお買い物します。

えひめぐり、どうごめぐり、ハイカラに。

はい、くるくる回ってハイカラ通りに戻ってきました。買いたいのは…お土産とお夜食。お夜食って何かって、ホテルで名物とともに乾杯(一人旅だけど)したくない?そういうことです。
お夜食第一号はここで。お夜食の全容はまた後ほど。

ちなみにここの店に決めるまでにハイカラ通り3往復くらいしています。冗談ではありません、優柔不断だし、全部食べたいし。立ち止まって考えるのもあれだから歩きながらどうしよう、どうしようしてたらこうなってました。
続いてはこちら。

ここ、泉海の缶バッチとかタオルとかもあるんですよね。なんだかんだこれも頂きたい。坊っちゃん団子も食べたいし。ここの店主のおばさん、かなり穏やかな口調ですごく優しそうな方でした。優柔不断を発動して注文をコロコロ変えちゃったりしたけど丁寧に対応していただきました。
そうそう、穏やかで優しいといえば、愛媛県がそうなのか、道後周辺がそうなのかは定かでないけど、横断歩道でほとんどの車が止まってくれるんですよ!いや、路交通法的にはこれが正しいんだけど、関東だとそうもいかないじゃないですか。いかないんですよ。5,6台止まってくれないとかままあります。皆さん穏やかなんですかね、ほんわかとしてる気がしました。んー温泉地だから、って感じもしなかったけどもどうなんだろう。たまたま?

さて、まだ5時ですが、昼ご飯が早めだったしずっと歩いてるしでお腹すきました。ご飯。何にいたそうか。やっぱりここも鯛めしのお店が多いんですよね。鯛めしは昼に食べちゃったし、別のもの…。

で、うどんです。泉海コラボ商品があるからなんですが…。うどん好きだし。僕ラーメンよかうどん派です。これ言うと日本人疑われるけど。

コラボうどんとサイダーを注文しました。道後サイダー愛媛県産ゆず果汁入り。いいね、できるだけ愛媛を感じていく。

いやいや、すごいこの絵面。いい夜ご飯ですよ。このおうどん、もっちりしたタイプのうどん。出汁がすごく美味しい。あんまり麺の汁飲まないんだけどこれは全部飲んじゃった。美味。海老天もプリッとしてて美味。ちょっと出汁を吸った衣も美味しい。道後サイダーゆず味、これが結構ちゃんとゆず。炭酸は有馬の鉄砲水ほどじゃなく普通の強さ。甘いけどすっきり。
うーん。食レポの語彙が貧弱すぎる。でもでも、美味しいものは美味しいのだ。そこにこうこうはないです。ごちそうさまでした。

うどんを堪能したあと、結構新しそうな店構えのお土産屋でバラ売りのお菓子をぼちぼち買ってこれをお土産として持って帰ります。
結構な荷物にもなったし、冷やしたいものもあるので一旦ホテルへ帰還。その道中オンセナートに変化が。

今月は「ひ」だそうです。これ最終結果気になるな。
変化も見れたところで、ホテルに帰りましてちょっと休憩。ホテルで休憩しているとき、時計を見ると6時です。もう夜じゃん。明日帰るのか、帰りたくねえなあ、帰りたくない。これまでの旅行でここまで帰りたくなかったことないと思うくらい帰りたくなさがふつふつと湧いてきます。まだ温泉入ってないけど、見たいところは見切った気がするんだよな。あんまり後悔ないくらい回ったはずなのに。
帰りたくない。

日本最古の道後の湯

時刻は6時半。気を取り直して、ここから外湯に行きます。道後温泉、外湯が3つあります。本館と、飛鳥乃湯泉と椿の湯。椿の湯が一番地元民御用達感があるようなシンプルなところ、飛鳥乃湯泉は観光客用、本館はその間みたいな立ち位置。今回は全部行きます。道後温泉、基本的にこの外湯全部泉源一緒だけど、全部行きます。

椿の湯

こちら椿の湯です。道後温泉なんだかんだ初入湯です。内装は天井がすごく高くて浴槽は広め。その他設備があるわけでもなくシンプルな内装。肝心のお湯。ここはアルカリ単純泉。分類だけだと下呂と一緒かな?確かにちょっとぬめっと感はある気がするけど、下呂程強くない。肌が弱い僕でも全然大丈夫そう。日本人の肌によく合った泉質らしい。
まあ、こんな話はどうでもいいんですよ。温泉が気持ちよければ。極楽極楽。

飛鳥乃湯泉

こちら飛鳥乃湯泉です。椿の湯のお隣にあります。徒歩30秒。椿の湯から上がって直行しました。温泉だけのコースとか、大広間でのお茶菓子付きとか、個室休憩室付きのコースとかありまして、大広間のコースを選択。大広間のコースにすると飛鳥乃湯泉の2階に入れます。温泉より内装見学みたいなつもりでいました。
受付を済ませて、まず2階に向かいます。内装にはいろいろな日本建築の様式が使われているそう。2階だけ国会議事堂に敷いてあるみたいな真っ赤な良さそうなカーペットが敷いてあります。ふかふか。
ふかふかを感じながら大広間に移って、説明を聞きまして、館内浴衣をもらいまして温泉です。

ここは椿の湯とは違って旅館の大浴場に近いような雰囲気。露天風呂もついています。道後の外湯で露天風呂があるのはここだけ。この露天風呂が本当に素晴らしい。外気と温泉が本当に水と麺のスープ。ちょっと冷やして温泉、ちょっと冷やして温泉。これやってたら一生いれます。

中の大浴場ではプロジェクションマッピングをやってました。壁に描かれた山の絵にマッチするように時刻が移ろい、四季が移ろいきれい。
さっき椿の湯で浸かっているのになんだかんだ30分くらいは温泉にいました。

大広間に戻ってきてお茶菓子の時間です。ちょっと写真撮る雰囲気じゃなくて撮れなかったけど、ここ限定?のお餅のようなまんじゅうのような和菓子が出てきました。甘くておいしー、日本茶おいしー。
なんだかんだ飛鳥乃湯泉には1時間位いました。時刻は8時過ぎ。本館の時間まではまだちょっとあります。そういえば道後公園の光アートでも見に行くか。

小休止:道後公園

夜の道後も悪くない姿してます。煌々としているというよりは、ぼんやりとふんわりと明るい。そんな感じ。道後の人の雰囲気によく似ているような、上品な感じです。
道後公園のアートはこんな感じ。

どことなく今年、サークルで作った作品に似ているような。そのアートだけじゃなくて周りの空間も結構影響するなって思う。どこから見るかとか、どうやって感じるかとか。
この光アートはオンセナートではないけどオンセナート含め、置き方とか見せ方とかちょっと参考になる。なーんて考えてたらホテルにタオル忘れてるじゃん。外湯3つ行く言うてるのに2枚しか持ってきてない。あーあ、じゃあまた一旦ホテルに戻ってタオル持ってくるか。そうしたら時間もいい感じかな。

道後温泉本館

タオルも無事持ってこれて、最後の〆行きます。
受付して、案内されるがままちょっと急めな階段を降りて温泉へ。脱衣所はぶっちぎりで狭い、まあこれ真の姿じゃないんでしょうがないんですけども。浴場も狭いかな。椿の湯を小さくした感じ。でも作りとしては古き良きといったところ。全体的なデザインもいいね。浴槽がかなり深いのがまあ好みが分かれそう。お尻をつくと鼻が水面から出ないくらいには深い。縁と浮力で浸かる感じ。
これは工事終わったらまた期待感じだな。ちょっと狭めの浴槽だったし。本館の温泉がこれってことはないでしょう。次回に期待。

おやすみなさい…

3外湯を堪能しましてホテルに戻ってきました。お夜食タイムです。色々買ってきて作ったお夜食セットがこれ。

顔の付いた瓶は100%サンフルーツジュース、みかんをつかった、というかみかんを乗っけたぷりんの道後プリン、そして坊っちゃん団子。どれも美味しくないわけがないんですね。しいて言えばサンフルーツジュースは思ったより酸っぱかった。まあ、プリンも団子も甘々ですからこういうのがあってもいいよねということで。
こんな贅沢なお夜食も食べれて、温泉も浸かって幸せです。
本日のところは明日も早いので寝ます。おやすみ、道後。

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